交通事故の加害者からの嫌がらせで慰謝料が増えた(体験談)

交通事故によるトラブルというのは双方での補償問題だけではありません。
場合によっては被害者や加害者側からの様々な嫌がらせが発生してしまうようなケースもあります。
冷静な対処をすることが最も重要になるのですが、あまりにも嫌がらせがエスカレートしてしまうと自分の生活をおびやかされることになりますので早い段階で専門家に相談することや、嫌がらせを理由に慰謝料の増額などを検討することもできます。

事故の加害者からの嫌がらせがひどく頭を悩ませていましたが、最終的には慰謝料が増額されて助かりました

私は交通事故の被害者になりましたが加害者がちょっとクセのあるタイプの方で、反対に助かってしまった経験があります。
交通事故が起きた時、私は後ろから玉突きされたような状態だったので、ムチウチもひどく、しばらく通院することになったのですが、仕事も長期間休むことになってしまい双方の保険会社同士で補償問題についてを話し合っていました。
玉突きなので、私には過失がなく、あくまでも先方が全面的に悪いという結果になったのですがこの過失割合について、加害者本人が納得していなかったようで何度も嫌がらせの電話などがありました。

私がブレーキを踏まなければ交通事故には繋がっていなかったなどと因縁をつけられたのですが、私はほとんど相手にしない状態で何を言っても、保険会社が決めていることなので、私に文句を言われても困りますと突っぱねていました。
それでも私が弱気な態度を見せないことで、さらに相手はヒートアップしたようで留守番電話にもメッセージが残るようになり、さらにはSMS でショートメールなど送ってくるようになりました。
最終的には自分が悪いにもかかわらずブレーキを踏んだ私は加害者のような言い方をしてきたり、犯罪者のような言い方をしてきて、あまりにも頭にきたので弁護士さんに全ての証拠をそろえて提出しました。

もちろん先方との保険会社との間で示談を成立させていませんでしたので、このような部分についても弁護士さんに介入してもらい精神的ダメージとして慰謝料の増額をしてもらうことができました。
むち打ちに関しては、後遺症として認められなかったので、逸失利益などがもらえなかったのですが本来はこの保険会社が提示していた金額よりも80万円ほど高くなったのでとても満足しています。
もちろん私自身、嫌がらせなどがなければ特に慰謝料についてもクレームを出すつもりもなくスムーズに示談を成立させるつもりでいたのですが、あまりにも悪質な嫌がらせに腹が立ち、弁護士さんに相談したことが結果的に正解だったと思っています。

加害者本人にしてみれば確かに悔しい思いをしたのかもしれませんが、自分の不注意で前の車にぶつかったのに前の車のドライバーに文句を言うなんて、あまりにも非常識だし許せない気持ちで弁護士さんに相談してよかったです。

交通事故の加害者は自分が悪かったという意識を持たず、被害者を責め立てるようなケースもあります。

近年では交通事故の問題に詳しい弁護士さんが増えていますので、どんどん相談していくことはとても大切なのかもしれません。
実際にこのようなケースだけではなく、他にも加害者からの嫌がらせによって慰謝料が出たケースや反対に被害者側からの嫌がらせによって加害者側の保険会社から被害者に支払われる慰謝料が減額されたなどというケースもあるようです。
嫌がらせをされている期間中は精神的にも辛いものがありますが、やはり弁護士さんというのが専門家ですから、こうした部分では非常に頼りになり、さらには、弁護士基準で慰謝料を計算してくれることで支払われる慰謝料の金額も増額されるため、覚えておいて損はないポイントです。